| 発生時期 | 周年 |
|---|---|
| 被害箇所 | 【きぞめたけ病】幹、枝、根など。 |
| 【べっこうたけ病】地際部分、根の樹皮下など。 | |
| 【幹心腐病】幹、枝など。 | |
| 【幹辺材腐朽病】幹、枝など。 | |
| 主な症状 | 【きぞめたけ病】 内部から暗黄色になって腐朽し、ひどいと空洞ができる。外見からは発病がわかりにくい。 |
| 【べっこうたけ病】 樹皮下が淡黄色〜白色になって腐敗する。やがて、腐敗部分に硬いキノコを多数生じる。 |
|
| 【幹心腐病】 内部から褐色〜黒色になって腐朽が進行し、やがて大きな空洞ができる。 |
|
| 【幹辺材腐朽病】 表層部から褐色〜黒色になって腐朽し、次第に幹の内部へ進行する。腐敗部分は溝状に陥没し、キノコを生じる。 |
|
| 対策 | 被害部分を深めに削り取り、薬剤を使用。病状が進行した株は周りの土とともに処分する。 |
| 【薬剤】 【塗布】カケンゲル塗布剤、カルスメイト、ケアヘルスO、ゴーザイA、トップジンMペースト、バッチレート、ベフラン塗布剤3など。 【散布・土壌灌注】オーソサイド水和剤80、バイレトン水和剤、バシタック水和剤75、モンカット水和剤、モンセレン水和剤、リゾレックス水和剤など。 |
|
| 予防策 | 株に無用な傷を付けない。剪定後は必ず癒合剤を塗る。枯死した木本が近くにあれば除去する。土の水はけを改善する。土に未熟な有機物を混ぜない。 |
| 【薬剤】 【散布・土壌灌注】上記。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。 |
|
| 主な被害植物 | 【きぞめたけ病】 【樹木】ヒノキ、ヒバ類など。 |
| 【べっこうたけ病】 【樹木】サクラ、ニセアカシアなど。 |
|
| 【幹心腐病】 【樹木】カンバ類、サクラ、マツ類、モモなど。 |
|
| 【幹辺材腐朽病】 【樹木】サクラ、マツ類、モモなど。 |
|
| ひとこと | 材質腐朽病は、菌の種類や被害箇所によって多くの病名がある。古い木本ほど発生しやすい。 秋になると、腐朽部分に、さまざまな種類のキノコを生じる。これらのキノコは、その形状から「サルノコシカケ」と呼ばれる。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 【黒さび病】4〜6月・9〜10月 |
|---|---|
| 【さび病】3〜6月・9〜11月 | |
| 【白さび病】4〜6月・9〜10月 | |
| 【葉さび病】5〜10月 | |
| 被害箇所 | 【黒さび病】葉裏、茎など。 |
| 【さび病】葉、果梗、果実、茎、葉柄など。 | |
| 【白さび病】葉、茎、がくなど。 | |
| 【葉さび病】葉裏など。 | |
| 主な症状 | 【黒さび病】 茶褐色〜黒褐色をした、小さな粉っぽい病斑が多数でき、次第に拡大・融合する。病斑は、いぼ状に盛り上がっている。 【葉】病斑の裏側が黄色く変色している。 |
| 【さび病】 円形〜楕円形で黄褐色〜暗褐色・赤褐色・淡黄色などをした、小さないぼ状の病斑が多数できる。やがて、病斑の表面に縦方向の亀裂を生じ、黄橙色または紫褐色をした粉状の胞子を噴き出す。 【葉】病斑の裏側が黄色く変色している。 |
|
| 【白さび病】 円形で灰白色〜淡黄色をした、小さないぼ状の病斑が多数できる。病斑のいぼが破れると、白い粉が出る。 【葉】病斑の裏側が淡黄色〜淡褐色に変色している。症状がひどいと、葉が萎縮・変形する。 |
|
| 【葉さび病】 黄褐色〜黄橙色をした、小さないぼ状の病斑が多数できる。病斑の表面には、黄色い粉が出る。気温が低下すると、黄色い粉が消え、病斑が暗褐色に変色する。 |
|
| 対策 | 被害部分を全て除去し、薬剤を使用。 |
| 【薬剤】 【散布】ICボルドー、Zボルドー、アミスター20フロアブル、アンビルフロアブル、イオウフロアブル、エムダイファー水和剤、園芸ボルドー、オーソサイド水和剤80、カリグリーン水溶剤、キャプタン水和剤80、グラステン水和剤、クリアパッチDF、クリーングラス水和剤、グリーンダイセンM水和剤、クリーンヒッター、コサイドボルドー、サビミン水和剤、サプロール乳剤、サンボルドー、ジマンダイセン水和剤、ジャミロン水和剤、シルバキュア乳剤、ストロビーフロアブル、ストロビードライフロアブル、センチネル顆粒水和剤、ターフトップDF、ダイファー水和剤、チルト乳剤25、ドイツボルドーA、ドウジェット、トップジンM水和剤、トップティ水和剤、トリフミン水和剤、バイコラール水和剤、バイレトン水和剤、バシタック水和剤75、ビスダイセン水和剤、プラントバックス水和剤50、ベニカX乳剤、ヘリテージ顆粒水和剤、ポリオキシンAL水和剤、マネージ水和剤、マンネブダイセンM水和剤、ユーパレン水和剤、ラリー水和剤、リドミルMZ水和剤、ロブラール水和剤など。 【補足】 同一薬剤の連続使用は避ける。 薬害が出るので、ナシにはサプロールを使用しない。 |
|
| 予防策 | 周囲の雑草を除去する。土の水はけを改善する。株に水をかけない。できれば雨に当てない。通風を改善する。株元を清潔に保つ。十分な日照を確保する。肥料不足を改善する。窒素肥料を控える。雨で跳ね上がった泥が株に付かないようにする。近くに被害株があれば除去する。病原菌の中間寄主となる下記植物を近くで栽培しない。 【さび病】アワブキ、カタバミ、ヘクソカズラ、ミヤマハハソなど。 【葉さび病】ウツギ類、カラマツ、ササ、タケ類、ポピー、マンサク、ヤナギなど。 |
| 【薬剤】 【散布】上記。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。 |
|
| 主な被害植物 | 【黒さび病】 【草花・鉢花】カーネーション、キク、ナデシコ類など。 |
| 【さび病】 【草花・鉢花】アイリス類、アスター、アネモネ、カーネーション、カンナ、サクラソウ、スミレ、ナデシコ類、パンジー、ヒオウギ、ヒマワリ、フリチラリア、プリムラ、ベゴニア類、ヘメロカリス、マーガレット、ミヤコワスレ、ユリなど。 【観葉植物・葉もの】コーヒーノキ、シバ類、タケ類など。 【樹木】アケビ、アジサイ、イチジク、イボタノキ、キンモクセイ、クチナシ、グミ、サクラ、サツキ、シャリンバイ、スグリ類、ツツジ類、ネムノキ、ハギ、バラ、ヒイラギ、ヒペリカム、ヒユウガミズキ、ブドウ、ムベ、モクセイ類、モモ、ヤナギ類、リンゴなど。 【ハーブ・野菜】インゲン、シソ、ソラマメ、タマネギ、トウモロコシ、ニラ、ニンニク、ネギ、ミツバ、ミント類、ラッキョウなど。 【ラン】エピデンドラム、エビネ、カタセタム、シクノチェス、ファイウス、マキシラリア、モルモデスなど。 |
|
| 【白さび病】 【草花・鉢花】キクなど。 |
|
| 【葉さび病】 【観葉植物・葉もの】ササ、タケ類など。 【樹木】ウツギ類、マツ類、マンサク、ヤナギ類など。 |
|
| ひとこと | さび病菌の一種による病気。比較的若い組織に発生する傾向がある。雨が多いと多発し、高温・乾燥時には発生が減る。 病斑に触れると、鉄錆びのような黄色〜赤褐色の胞子が付着する。一度発生すると、完治しにくい。 さび病菌は、時期によって寄生する植物を替える「異種寄生菌」として有名。まず中間寄主に寄生し、その後、栽培植物に移ってくる。 また、うどんこ病菌とともに「活物寄生菌」(生きた細胞にしか寄生しない菌)としても知られる。 アブラナ科野菜の「白さび病」は、これとは別の病気。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 4〜5月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 新葉、果実の表面など。 |
| 主な症状 | 最初、赤い小斑点ができて膨らみ、葉の生長とともに、全体が黄色〜赤褐色・桃色などに変色し、膨張・変形する。被害葉は表面に白い粉を吹き、やがて褐色になって枯れ落ちる。 まれに、果実の表面に発生することもある。 |
| 対策 | 被害部分を全て除去し、薬剤を使用。 |
| 【薬剤】 【散布】ICボルドー、Zボルドー、オーソサイド水和剤80、オキシボルドウ、オキシラン水和剤、オキシンドー水和剤、カスミンボルドー、カッパーシン水和剤、キノンドー水和剤、ジアリン水和剤、ストロビードライフロアブル、ダイファー水和剤、ダイボルトフロアブル、ドキリン水和剤、パルノックス水和剤、ビスダイセン水和剤、プルーク水和剤、有機銅水和剤80など。 【補足】 薬害が出るので、スモモにはビスダイセン水和剤を使用しない。 散布後は薬液を早く乾かす。 |
|
| 予防策 | 土の水はけを改善する。株に水をかけない。できれば雨に当てない。通風を改善する。株元を清潔に保つ。 |
| 【薬剤】 【散布】上記。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。 |
|
| 主な被害植物 | 【樹木】アンズ、ウメ、スモモ、モモ、ナシ、リンゴ、ヤナギ類など。 |
| ひとこと | タフリナ属菌による病気。低温多雨で発生が多い。 一度発病すると、その後は毎年発生する傾向がある。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 5〜10月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 幹、枝など。 |
| 主な症状 | 暗褐色の水浸状病斑ができ、やや盛り上がる。やがて、病斑に亀裂を生じ、半透明で黄褐色のヤニを出す。ヤニは粘性が強く、アルコール臭がする。 |
| 対策 | 被害部分を深めに削り取り、薬剤を使用。病状が進行した枝は切除する。 |
| 【薬剤】 【塗布】カケンゲル塗布剤、カルスメイト、ケアヘルスO、ゴーザイA、トップジンMペースト、バッチレート、ベフラン塗布剤3など。 |
|
| 予防策 | 土の水はけを改善する。株に無用な傷をつけない。株に水をかけない。剪定後は必ず癒合剤を塗る。適期以外の強剪定を避ける。発病部分を削り取った器具は消毒するまで再利用しない。 |
| 【薬剤】 【散布】樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。 |
|
| 主な被害植物 | 【樹木】アンズ、カンキツ類、スモモ、モモなど。 |
| ひとこと | 原因となる菌はさまざま。害虫の食入を受けたり、胴枯病にかかるなど、樹勢が衰えたときに発病しやすい。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 5〜10月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 地際部分、根、球根など。 |
| 主な症状 | 褐色〜黄褐色の水浸状病斑ができて軟化腐敗し、白い絹糸状のカビを密生する。 被害株は枯死し、地際付近に黄褐色〜赤褐色(新しいときは白色)をした、小さな粒状の菌核を多数生じる。 |
| 対策 | 被害株は周りの土とともに処分する。 |
| 予防策 | 土の水はけを改善する。連作を避ける。通風を改善する。土に未熟な有機物を混ぜない。有機質肥料を控える。窒素肥料を控える。土の過湿を避ける。土壌酸度が酸性に偏らないようにする。被害株に用いた土や器具は消毒するまで再利用しない。土の過度の乾燥を避ける。冬に天地返しを行う。地温の上昇を防ぐため、株元をマルチングする。 【ハーブ・野菜】ネギ類を混植する。 |
| 【薬剤】 【散布・土壌灌注・土壌混和】オーソサイド水和剤80、タチガレン液剤、バシタック水和剤75、バリダシン液剤、フロンサイド粉剤、モンカットフロアブル40、モンカット水和剤、モンカット粒剤、モンセレン水和剤、リゾレックス水和剤、リゾレックス粉剤、リドミルモンカット粉剤など。 |
|
| 主な被害植物 | 【草花・鉢花】アイリス類、イカリソウ、インパチエンス、ウラシマソウ、オミナエシ、カーネーション、ガーベラ、カラー、カラマツソウ、カンアオイ、カンパニュラ、キク、ギボウシ、グラジオラス、クレマチス、クンシラン、サボテン類、ジャーマンアイリス、シャクヤク、ダリア、チューリップ、ニチニチソウ、ヒマワリ、ホウセンカ、ホトトギス、ミヤコワスレ、ユリ、リアトリスなど。 【樹木】アジサイ、ジンチョウゲ、スギ類、チャ、ブドウ、ボタン、マツ類、ユキヤナギなど。 【ハーブ・野菜】ゴボウ、トマト、ニラ、ネギ、ピーマン、フキ、ラッキョウなど。 【ラン】ウチョウラン、シンビジウム、デンドロビウム、バンダ、ファレノプシス、リカステなど。 |
| ひとこと | 気温30〜35℃前後の高温期の発生が多い。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 5〜11月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 結球野菜の接地面、地際部分、球根の発根部など。 |
| 主な症状 | 不整形で褐色〜茶褐色をした水浸状病斑ができてへこみ、軟化腐敗する。病斑上に白いカビを生じることもある。 やがて、株の上部や結球内部にまで腐敗が進行し、葉も外側から黄色くなり、枯死する。 |
| 対策 | 被害株は周りの土とともに処分する。 |
| 予防策 | 連作を避ける。地際部分に無用な傷を付けない。被害株に用いた土や器具は消毒するまで再利用しない。近くに被害株があれば除去する。 【球根植物】被害株から子球を取らない。掘り上げた球根はすぐに乾燥させる。 |
| 【薬剤】 【土壌灌注・種苗浸漬・球根粉衣】オーソサイド水和剤80、トップジンM水和剤、ベンレート水和剤など。 |
|
| 主な被害植物 | 【草花・鉢花】アイリス類など。 【ハーブ・野菜】ハクサイ、レタス類など。 |
| ひとこと | アイリスはフザリウム属菌、結球野菜はやリゾクトニア属菌によって起こる。気温24℃前後で発生しやすい。 トマトやピーマンの「尻腐病」は、果実の尻部が暗緑褐色に変色するが、これはカルシウム欠乏による生理障害である。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 3〜11月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 葉など。 |
| 主な症状 | 葉裏に、円形で灰白色〜淡黄色をした、小さないぼ状の病斑が多数できる。病斑のいぼが破れると、白い粉が出る。病斑の裏側(葉の表側)は、淡黄色〜淡褐色に変色している。 症状がひどいと、葉が萎縮・変形する。 |
| 対策 | 被害部分を全て除去し、薬剤を使用。 |
| 【薬剤】 【散布】クリーンヒッター、サンドファンC水和剤、ダコニール1000、ユーパレン水和剤など。 |
|
| 予防策 | 土の水はけを改善する。株に水をかけない。通風を改善する。できれば雨に当てない。株元を清潔に保つ。十分な日照を確保する。肥料不足を改善する。窒素肥料を控える。耐病性品種を栽培する。 |
| 主な被害植物 | 【ハーブ・野菜】カブ、カリフラワー、キャベツ、コマツナ、シュンギク、ダイコン、チンゲンサイ、ハクサイ、ワサビなど。 |
| ひとこと | アブラナ科野菜に発生する。さび病菌による「白さび病」とは別の病気である。 |
(※ データ:大阪市基準)
| 発生時期 | 4〜10月 |
|---|---|
| 被害箇所 | 葉、茎など。 |
| 主な症状 | 円形で褐色の小斑点ができて拡大し、円形〜角型で、灰褐色〜灰白色・暗褐色などをした、小さな病斑を多数形成する。 病斑の中心は灰白色で、輪郭は濃褐色。古い病斑上には、黒い点々を多数生じる。 |
| 対策 | 被害部分を全て除去し、薬剤を使用。 |
| 【薬剤】 【散布】ICボルドー、Zボルドー、エムダイファー水和剤、コサイドボルドー、サンボルドー、ダイファー水和剤、ダコニール1000、ドイツボルドーA、ドウジェット、トップジンM水和剤、トリフミン水和剤、ビスダイセン水和剤、ベンレート水和剤、マンネブダイセンM水和剤、ユーパレン水和剤など。 |
|
| 予防策 | 通風を改善する。株元を清潔に保つ。葉に水をかけない。 |
| 【薬剤】 【散布】上記。樹木類は、冬季に石灰硫黄合剤を散布。 |
|
| 主な被害植物 | 【草花・鉢花】カーネーション、ナデシコ類、ベゴニア類など。 【樹木】アオキ、ケヤキ、ナシ、バラ、ムクゲなど。 【ハーブ・野菜】ショウガなど。 |
| ひとこと | 苗の時期に発生しやすい。病斑内にある、 白い星のような点がこの病気の特徴。 |
(※ データ:大阪市基準)